岡田くんて…スポーツ何でもできそう。
ショートって上手い人がやるって聞いたことあるし…。
「…何?」
「あっ、いや、何でも無い……です」
「…………ふーん…」
横目で見られてドキッとした。
「ったく滝捕まえるなよ…;;」
え…でも……滝くんだって…部活があるのにくじで決まっちゃったんだからしょーがないよ……。
滝くんがかわいそうだよ……。
でもアタシは弱いから。
そんな事言えないよ。
「でもまぁ野球部入ってるのに手伝うって事はくじだろどーせ。それ考えるとかわいそうだな;;」
「…何;;」
岡田くんを見ていたら苦笑いで岡田くんがアタシを見ていた。
「あっやっ、ただ岡田くんって優しいなぁって思ってっ!!」
「はぁ!?」
岡田くんの大きな声にビックリした。
スタスタと早歩きをして少し大きな声で
「〜〜〜っ///そんなんじゃねーよ///」
と言った。
岡田くんは歩くのが速くて軽く走らないと追い付けなかった。
「あのっ…岡田くんごめんなさいっ!!」
それでも岡田くんの足は速く動くだけ。
アタシ…岡田くんに………嫌われた…の……?
そんなの…嫌だよ。



