超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 俺は笑顔で乃愛のおでこに、自分のおでこをコツンと当てた。

「やばい。幸せすぎて、俺、とけそう」

「あたしなんて。いつも、とけてるよ」

「え?」

「特に、王河のキスなんて……。とろっとろにとけちゃうもん」

「……っ」

 そんな恥ずかしいことを真顔で言われて、ぶわっと赤くなる俺。

 そこに、容赦なく追い討ちをかけてくる。

「王河は、どうしてこんなにキスが上手なの?」

「……はっ!?」

「やっぱり……。慣れてるの?」

「ば……バカッ。乃愛が初めてに決まってんだろ」

 思わず、口元に手をあてて、横を向いてしまった。