超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡



 その沈黙を破ったのは、乃愛だった。

「王河、サングラスなんて珍しいね」

「うん、まぁ、薄い色のサングラスだけど、バレないようにって、夏帆が」

「え?夏帆が?」

「そう。帽子もセットでつけろって」

「…………」

「本当はマスクもしろって言われたんだけど、それはさすがに却下した」

「……なんで?」

「それは、単純に暑いから」

「そう、なんだ。王河……なんか、夏帆と仲がいいね」

 乃愛は、少しだけ下を向いた。

「なにそれ。もしかして、ヤキモチ?」

 からかうように、冗談っぽく言って、乃愛の顔をのぞきこむ。

 すると、唇をかみしめた、明らかにテンションの低い乃愛の顔がそこにはあった。

「え?乃愛?」

 どうしてそんな顔をしているんだよ。