超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡



 さっきの言葉、あたしの聞き間違えじゃなかったんだ。

 でも、どうして?

 王河はあたしの告白をスルーしたのに。

「ねぇ、キスしてもいい?」

 どうしてこんなことを聞きながら、あたしの頬に手を添えるんだろう?

 それに今回は、あたしの誕生日の日と違って、あたしに聞いてくれるんだね。

 あたしは王河のことがものすごく好きだから、王河にこんなことを聞かれたら……。

「うん」

 ってうなずいてしまうけど。

 でも、こんなことをするってことは……。

 王河も少しくらいは、あたしのことが好きなのかなぁ?

 こんなことをされたら、あたし、王河のことがあきらめられなくなるよ。

 だから、もう一度聞いてみたいなぁ。

 “王河、あたしのことを……ちょっとだけでも好き?”って。

 そんなことを、王河の優しくて爽やかな香りに包まれて、キスをされている間中考えていた。