またもや躊躇っている私に、カオルは舌打ちを零すと腕を掴まれ引っ張られる。
カオルが足を踏み入れた瞬間、カラフルな頭をした怖そうな男たちが一斉にこちらに視線を向ける。
そして、彼らはいそいそと端に寄り始め、気付くとカオルの進行方向には一本の道が出来ていた。
コイツもしかして、この暴走族の中でかなり上の位置にいるの?
その光景に私は顔が引きつる。
「二階のほうが怖ぇ奴らの集まりだから、一階のほうがまだお前は安全だ」
「これのどこが安全なの。っていうか二階もあるの?」
「二階は限られた奴しか入れねぇからお前はまだ入るな」
「そんなとこ入らないから、絶対私のこと守ってよ!」
「自分の身は自分で守れ」
無理やり連れてきたくせに、あとは自分でどうにかしろと投げ捨てたカオルの背中に私は思いっきり殴った。
「全然痛くねぇよ、貧弱だな」と笑うカオルに私は苛立っていた。
さっきから面白そうに笑いやがって、これだから不良は嫌いなんだよ。
そんな会話をしていると、気付いたら真ん中まで来ていた。
「カオルさん、今日来るの早いっすね」
カオルの顔を見た瞬間、静かになった空間を我が先に破ったのが近くにいた赤い髪の毛をした男だった。
「今日はバイトねぇんだわ」
カオルはぶっきらぼうに答えた。
カオルが足を踏み入れた瞬間、カラフルな頭をした怖そうな男たちが一斉にこちらに視線を向ける。
そして、彼らはいそいそと端に寄り始め、気付くとカオルの進行方向には一本の道が出来ていた。
コイツもしかして、この暴走族の中でかなり上の位置にいるの?
その光景に私は顔が引きつる。
「二階のほうが怖ぇ奴らの集まりだから、一階のほうがまだお前は安全だ」
「これのどこが安全なの。っていうか二階もあるの?」
「二階は限られた奴しか入れねぇからお前はまだ入るな」
「そんなとこ入らないから、絶対私のこと守ってよ!」
「自分の身は自分で守れ」
無理やり連れてきたくせに、あとは自分でどうにかしろと投げ捨てたカオルの背中に私は思いっきり殴った。
「全然痛くねぇよ、貧弱だな」と笑うカオルに私は苛立っていた。
さっきから面白そうに笑いやがって、これだから不良は嫌いなんだよ。
そんな会話をしていると、気付いたら真ん中まで来ていた。
「カオルさん、今日来るの早いっすね」
カオルの顔を見た瞬間、静かになった空間を我が先に破ったのが近くにいた赤い髪の毛をした男だった。
「今日はバイトねぇんだわ」
カオルはぶっきらぼうに答えた。

