「綺月ちゃんいつも綺麗な字なのにその紙袋に入っているノートやプリントだけ汚いの。
それによく見たら全部、文字が震えてるの?」
「……なんで?」
「分からない、でもこことか血がついてて。
これを渡しに来た時凄く体調悪そうで」
「もしかして寝ずにこれ書いたのか?」
「多分」
「この量をか?」
「……多分」
もうそうとしか思えなかった。
今にも泣き出してしまいそうな顔で奈都が俺を呼ぶ。
「ねぇ、お兄。
綺月ちゃんこのままだと壊れちゃいそうだよ」
奈都の言葉を聞いて、また血が付いたノートを見る。
綺月はずっと危うかった。
細くてグラついたらすぐに落ちてしまいそうな橋の上に立っているような、そんな危うさがずっとあった。
「お兄、話聞いてあげてくれないかな」
「なんで俺が」
「だってお兄、信用してない人は家に入れないじゃん」
それによく見たら全部、文字が震えてるの?」
「……なんで?」
「分からない、でもこことか血がついてて。
これを渡しに来た時凄く体調悪そうで」
「もしかして寝ずにこれ書いたのか?」
「多分」
「この量をか?」
「……多分」
もうそうとしか思えなかった。
今にも泣き出してしまいそうな顔で奈都が俺を呼ぶ。
「ねぇ、お兄。
綺月ちゃんこのままだと壊れちゃいそうだよ」
奈都の言葉を聞いて、また血が付いたノートを見る。
綺月はずっと危うかった。
細くてグラついたらすぐに落ちてしまいそうな橋の上に立っているような、そんな危うさがずっとあった。
「お兄、話聞いてあげてくれないかな」
「なんで俺が」
「だってお兄、信用してない人は家に入れないじゃん」

