奈都は私が想像出来ないようなことをきっと沢山我慢している。
それでも不満一つ漏らさずに自分の出来ることを一生懸命やる姿は、尊敬してしまうほどかっこよかった。
奈都に勉強を教え初めてから早くも一ヶ月を経とうとしていた。
奈都がどんどん知識を吸収する中、着々と自分の学校のテスト期間も近付いてきていた。
勉強を教えながら、自分の学年一位も維持しなければいけない。
時間を効率良く使って、なんとか自分の勉強時間も確保しなければ。
私は寝る間も惜しんで勉強に注ぎ込んだ。
「綺月ちゃん」
「…ん?」
「綺月ちゃん最近寝てる?凄いクマだよ」
奈都は私の顔を覗き込むように見る。
やばい…コンシーラーで隠したのにバレてる…
「大変だったら休んでもいいからね。
無償で教えてもらっているのに、綺月ちゃんが無理して倒れたら…」
「大丈夫、倒れたりしない」
そう言っても、道端で倒れて奈都に看病して貰った前科があるので、私の大丈夫には説得力がまるで無かった。
それでも今その言葉に甘えたくはなかった。
奈都は確実に点数も上がって応用も対応できるようにはなってきた。
でもまだ、問題の理数系は全然駄目だ…
今は一秒だって惜しい。
なんとか受からせてあげたいという強い気持ちが、いつの間にか私の首を絞めていることに私自身気付いていなかった。
それでも不満一つ漏らさずに自分の出来ることを一生懸命やる姿は、尊敬してしまうほどかっこよかった。
奈都に勉強を教え初めてから早くも一ヶ月を経とうとしていた。
奈都がどんどん知識を吸収する中、着々と自分の学校のテスト期間も近付いてきていた。
勉強を教えながら、自分の学年一位も維持しなければいけない。
時間を効率良く使って、なんとか自分の勉強時間も確保しなければ。
私は寝る間も惜しんで勉強に注ぎ込んだ。
「綺月ちゃん」
「…ん?」
「綺月ちゃん最近寝てる?凄いクマだよ」
奈都は私の顔を覗き込むように見る。
やばい…コンシーラーで隠したのにバレてる…
「大変だったら休んでもいいからね。
無償で教えてもらっているのに、綺月ちゃんが無理して倒れたら…」
「大丈夫、倒れたりしない」
そう言っても、道端で倒れて奈都に看病して貰った前科があるので、私の大丈夫には説得力がまるで無かった。
それでも今その言葉に甘えたくはなかった。
奈都は確実に点数も上がって応用も対応できるようにはなってきた。
でもまだ、問題の理数系は全然駄目だ…
今は一秒だって惜しい。
なんとか受からせてあげたいという強い気持ちが、いつの間にか私の首を絞めていることに私自身気付いていなかった。

