Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜

「スーパー行くか」

「うん」


その後、私とカオルはスーパーで買い出しして、家に帰る途中に試験を終えた奈都とバッタリ鉢合わせる。


「試験どうだった?」

「難しかったし、出来てるか不安だけど、やれるだけのことはやったかな」

「お疲れ様、奈都」

「お疲れ」

「うん!」


奈都はやっと受験に開放され、家までルンルンでスキップしながら帰る。

そんな後ろ姿をカオルと私は笑いながら見ていると、突然足を止め奈都が振り返る。


「二人で買い物とか行くの見てるとやっぱり恋人同士なんだね」


決して冷やかし目的で言ったわけではない純粋で素直な言葉が、冷やかされるよりも恥ずかしい気持ちになる。