Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜

「…告白?」

「菜穂親しみさ全開だから意外とモテるのよ」


確かに、こんな難ありな私とも仲良くしてくれる菜穂は親しみさ全開だ。


「知らなかった」

「ちなみに綺月ちゃんも男子人気度高いよ」

「…それも知らない」

「私情報通だからなんでも知ってるの、気になる男子いたら紹介してあげるよ」

「遠慮しとく」

「言うと思った〜」


恋愛話が盛んなクラスメイトに冷やかされながら、私は菜穂の帰りを大人しく待つ。

菜穂は五分足らずで戻って来ると、何事も無かったように椅子に座ってお菓子を口に入れる。


「…さっきの男子は?」


あまりにも何事も無い顔をするので、逆に気になってしまって、私の方から話を振る。


「ん?友達」

「告白だったんじゃないの?」

「…分かるの?」

「いや、私は分からなかったけど」

「あー、恋バナ大好きな女子が私達のクラスにもいるもんね」


誰が私に告げ口したのか菜穂は察しが良いのかすぐに理解した。