暫くして泣き止んだと思ったら、泣き疲れて私の腕の中で眠ってしまった。
一晩中泣いていたのだろうと申し訳なくなったのと同時に、カオルに腹が立った。
いつまで奈都を一人にするつもりだ、あの馬鹿。
私は眠ってしまった奈都を背中に背負って部屋まで移動すると、起こさないようにそっと布団の上に寝かせた。
寝ている奈都の寝顔を見ながら、私は菜穂に電話をかける。
授業を受けている時間のはずなのに、すぐに菜穂は電話に出た。
「もしもし、綺月?どうかした?」
電話越しから騒がしい声や物音が聞こえ、菜穂が学校にいないことがすぐに分かった。
「もしかして、カオルのこと探してる?」
「…あー、うん、まぁ、全然見つからないんだけどね」
「私も探す」
「え?はい?!
いやいや、危ないから、カオルの行くところってほとんどヤバい場所だし!」
「行く、場所教えて」
「マジで言ってる?いやいや、あっちょっとせっき!────あーもしもし、綺月ちゃん?」
菜穂と話している途中で、菜穂の携帯を奪い雪希が電話に出る。
一晩中泣いていたのだろうと申し訳なくなったのと同時に、カオルに腹が立った。
いつまで奈都を一人にするつもりだ、あの馬鹿。
私は眠ってしまった奈都を背中に背負って部屋まで移動すると、起こさないようにそっと布団の上に寝かせた。
寝ている奈都の寝顔を見ながら、私は菜穂に電話をかける。
授業を受けている時間のはずなのに、すぐに菜穂は電話に出た。
「もしもし、綺月?どうかした?」
電話越しから騒がしい声や物音が聞こえ、菜穂が学校にいないことがすぐに分かった。
「もしかして、カオルのこと探してる?」
「…あー、うん、まぁ、全然見つからないんだけどね」
「私も探す」
「え?はい?!
いやいや、危ないから、カオルの行くところってほとんどヤバい場所だし!」
「行く、場所教えて」
「マジで言ってる?いやいや、あっちょっとせっき!────あーもしもし、綺月ちゃん?」
菜穂と話している途中で、菜穂の携帯を奪い雪希が電話に出る。

