Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜

「なんか開けたくねぇな」

「なんでよ、早く開けてよ」

「インターホン鳴らしたら奈都がすぐに開けてくれると思うぞ」

「それ早く言って」


私はすぐさまインターホンを鳴らすと、玄関前で待っていたのか一秒足らずで扉が開く。


「綺月ちゃん!」


扉を開ける勢いのまま奈都は私に飛びつく。


「やっと帰って来た!」

「ただいま」

「おかえり!」


あー、癒される…

私は奈都の頭をグリグリと撫でくり回す。

家に入ると良い匂いがしてお腹が無様に鳴る。

テーブルに沢山の料理が並べられていて、奈都はずっと私の帰りを待っていたのだと話す。