Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜

「だから、綺月は前みたいに俺の家に住むって言ってるだろ」


それで揉めていたのか、カオルは不機嫌そうに眉間にシワを寄せていた。


「女との関係がガバガバなカオルは信用ならない」

「だから奈都もいるだろ」

「奈都ちゃんがいなかったら何かするつもりだってこと?」

「誰もそんなこと言ってねぇだろ!」


私の目の前で、お姉ちゃんとカオルがまた揉め出す。


「綺月、別に私の家でもいいんだよ」


困惑している私に菜穂も手を挙げて立候補する。


「更に選択肢増やすなよ」

「私もカオルの家に住むのは心配だし」

「おい、味方しろよ」

「カオルよりも綺月の方が大事だから」