Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜

「そういえばあんたってピアス何個開いてるの?」


カオルは耳に複数のピアスを付けていた。


「忘れた」

「ピアス開ける時って痛いの?」

「全然」

「開け慣れてる人に聞いても意味無いか」


私はカオルが首にかけているタオルを取ると洗濯カゴに入れる。


「なに?開けてぇの?」

「開けるつもりは無いかな」

「じゃあなんで聞いたんだよ」

「あんたみたいな人種と関わったことないから、単に興味が湧いただけ」

「不良のことを人種とか言うなよ」


カオルはため息を吐きながら、立ち上がると自分の部屋の扉を開ける。