身代わり少女は主人を慕う

どうして!?

私が将吾様を好きだって事、亮成さんは知っているのに。

「本当に、お嬢様を連れて帰ったらの話ですよ。」

「おうよ。簡単だぜ。うたと同じ顔を探せばいいんだろう?お手のものさ。」

はやては、もうお嬢様を見つけ出したかのように、ガッツポーズ。


屋敷の人だって散々探して、見つからなかったのに。

そう簡単に、見つかるはずないでしょ。

私ははやてに、睨みをきかせた。


「大丈夫だ、うた。一日でも早く、お嬢様を探して、うたをここから、出してやるからな。」

はやては、拳をぎゅっと握り締めた。

まったく。

私が考えているのは、そこじゃないのに!


そして私は、ハッとした。

私、お嬢様がずっと見つからなければいいって、思っている?