身代わり少女は主人を慕う

「亮成さん!許してあげて!」

私ははやての前に、立ちはだかった。

「はやては、悪くないの。私を心配して……」

「心配して、人の屋敷の屋根裏に住み着いていたと?」

「えっ?」

振り返ると、はやては”やばい”と言う顔をしていた。


まさか、この屋敷の屋根裏で寝泊りしていたなんて。


「女中が、たまに食べ物が無くなると言うから、怪しいと思っていたんです。」

どうしよう。

亮成さんの顔、本気で怒っている。

お願い、助けて!


「本来なら、お縄を頂戴したいところですが、助けてやりましょう。但し一つだけ、条件があります。」

私とはやては、顔を見合わせた。

「条件?」

はやてが聞き返すと、亮成さんはクスッと笑った。

「お嬢様を探し出す事だ。」