【拝啓、望月なつき様】
もう私が死んで十年後になるでしょうか。娘は元気でしょうか?
娘は今年受験生になるのでしょうか。あなたが教えてくれたタイムカプセル郵便を教えてくださったので、娘にも手紙を書くことができてわたしはとても嬉しいです。
さて、あなたに手紙をかくのは最後だと思います。
手の握力が無くなって、代筆でたのむようになったもののもう声がでなくて。
あなたは気の毒になるくらい私の病室にきては、話をしてくれたり娘をつれてきたりしてくれてありがとう。おかげでおもったより長生きしてしまって、あなたたちの邪魔をしてしまって申し訳ないと思っていたの。
あなたは素敵な女性だから、勿論彼より素敵な人と結婚してしまうかもしれないけれど本当は私、あなたにりんのお母さんになってほしいと思ったのよ。
はじめてあったとき、目線を合わせてりんに挨拶してくれたでしょう。
わたしはそのことに安心してしまって。
彼より、あなたに育ててほしいと思ったの。だから、あなたに出会えてりんも、わたしもとっても幸せだったわ。わたしの人生のバトン、託せる人がいるって本当に嬉しいって。
あともう十年もたっているから、わたしのことなんて気にしないとおもうけれどひとつ当時のことを伝えるわね。
わたし、彼に、あなたを愛することは一生できない。でもりんちゃんは愛しますっていわれたの。なんて失礼なんだろうって笑ったの。
そしてつれてきたあなたを見たときに、そうかこの人か。って。
そこから病室にきて、まるで少女時代からの友人の様に話してきてくれるから本当に掬われたの。
あなたはほんとうに太陽みたいな人だった。
出会えて本当に良かった。
「おかあさん、泣いてるのーー?ハンカチ持ってきてあげる」
気を使ったのか、りんはすぐに部屋から出ていった。
私は顔を覆って、嗚咽をこらえて泣いた。
こちらこそありがとう、そう呟いて。
もう私が死んで十年後になるでしょうか。娘は元気でしょうか?
娘は今年受験生になるのでしょうか。あなたが教えてくれたタイムカプセル郵便を教えてくださったので、娘にも手紙を書くことができてわたしはとても嬉しいです。
さて、あなたに手紙をかくのは最後だと思います。
手の握力が無くなって、代筆でたのむようになったもののもう声がでなくて。
あなたは気の毒になるくらい私の病室にきては、話をしてくれたり娘をつれてきたりしてくれてありがとう。おかげでおもったより長生きしてしまって、あなたたちの邪魔をしてしまって申し訳ないと思っていたの。
あなたは素敵な女性だから、勿論彼より素敵な人と結婚してしまうかもしれないけれど本当は私、あなたにりんのお母さんになってほしいと思ったのよ。
はじめてあったとき、目線を合わせてりんに挨拶してくれたでしょう。
わたしはそのことに安心してしまって。
彼より、あなたに育ててほしいと思ったの。だから、あなたに出会えてりんも、わたしもとっても幸せだったわ。わたしの人生のバトン、託せる人がいるって本当に嬉しいって。
あともう十年もたっているから、わたしのことなんて気にしないとおもうけれどひとつ当時のことを伝えるわね。
わたし、彼に、あなたを愛することは一生できない。でもりんちゃんは愛しますっていわれたの。なんて失礼なんだろうって笑ったの。
そしてつれてきたあなたを見たときに、そうかこの人か。って。
そこから病室にきて、まるで少女時代からの友人の様に話してきてくれるから本当に掬われたの。
あなたはほんとうに太陽みたいな人だった。
出会えて本当に良かった。
「おかあさん、泣いてるのーー?ハンカチ持ってきてあげる」
気を使ったのか、りんはすぐに部屋から出ていった。
私は顔を覆って、嗚咽をこらえて泣いた。
こちらこそありがとう、そう呟いて。

