「楽しかったねー海!」
「あぁ楽しかった。」
「みんな夏休み何すんの?」
相馬はそんなことを聞いてきた。
「僕はゆっくり家でのんびりしとこうかな」
僕は休める時は休む派だ
「わたしは、良とは違うよーわたしは夏休み明けのテストのために毎日勉強しようと思う。」
「亜美は真面目だな。夏休みは学生が休むためにあるのになー」
僕は亜美に向けてそう呟いたすると
「そう言わず良も勉強しなよ。」
「ねえ、相馬?」
「あ、あぁそうだ!良は亜美を見習えよ!」
「うん?相馬は去年の中三の時、受験があるのに僕は『相馬、勉強一緒にしよう?』って言って相馬あの時『良、学生の夏休みは何のためにあるか分かるか?』とそういったじゃん」
「その時相馬なんて言ったの?僕は『今年は勉強頑張って来年は、今年よりは頑張らないけどそれでも勉強は少しだけでも絶対する』って言ったけど相馬なんて言ったの?」
僕がそう言葉を坦々に並べると相馬は勘弁したようでおそるおそる口を開いた。
「えーと、『学生の休みは休むためにあり勉強している奴は夏休みを楽しんでないと』言いました。。。」
相馬は亜美の隣で白状した
「それで課題せず先生に『夏休みは休むもんである』って言って怒られたでしょう!」
そうあのあと課題も何もしないで先生に呼ばれ相馬は怒られたのである
「相馬ーいや翔?わたしそんなこと聞いてないよぅ?」
亜美の顔は少し怒っていた
だけど多分電車を下りたら相馬は多分正座して1時間ぐらいの説教が待っているな、、、そう僕は思った
「なんでか説明して?出来れば簡単に、」
「はい。。あの時亜美に言ったのは」
「『相馬。なんで先生に怒られてたの?』」
「『いや、怒られていないよ。ただ怒る奴間違えたんだってそれでただ俺が怒られただけってことだ』」
「『先生も間違えることがあるんだね。』」
「って話ました。」
「そして、翔今わたしを見て見習えって良に言ったよね?」
「はい。言いました」
相馬の顔は悲しみにあふれ、そして反省の顔も出ていた
そして周りは何故かこちらの空気がわかり優しくも違う車両へ移っていってた。
だけど亜美が怒る寸前で僕の肩に何かがあった
「うーん。むにゃむにゃ楽しいかったのー」
「良、絶対生きてて。」
「そして来年も一緒に行こう!大好きだよ。良、ずっと。」
そう僕の肩には奈緒がよりかかっていた
「仕方ない、翔今は説教はしないよ」
相馬の顔は笑顔が戻った
「よかった。」
「だけど、翔電車下りたら説教だよ。覚悟しなよ?」
「はい。。わかりました」
僕は心の底から相馬がかわいそうでそして自分から白状すればよかったのにっと心の底から僕は感じた。
「それはそうと、良こっち向いて」
亜美はこっちにスマホを向けてそう言った
『パシャ』
「良見て、どう?」
「お、可愛いな」
二人の写真を亜美は写真を撮りその写真を僕は見ていた。
そうして僕ら二人は、ゆったり目的地まで待った。
だけどただ一人待つより亜美の隣で正座しながら待っていた人いる
それは相馬だ。
うん。このあと頑張よ、相馬
僕らは電車が止まるまでまったりと待った
「奈緒、起きて」
「うーんうう。もう朝?」
「奈緒、朝じゃないよ。電車降りるよ」
僕は奈緒を起こした
「わかった。」
奈緒を起こし僕らは電車を後にした
そして近場だった僕の家でみんなで少し集まった
「さぁ、翔説教だよ」
あ、そうだった。まだ相馬の説教があった
「良、うるさくしてもいい?」
「とうぞどうぞおきになさらず。僕ら二人はそこらへん1時間歩いておくから。」
「さぁ、奈緒今開いているお店でも行こうか」
「良?二人をおいていくの?」
「うん。まぁこのあと歩きながらでも事情を話すよ」
「良、友達だろ!いや親友だろ!助けてくれ!なんなら一緒に説教されよう?」
相馬は必死な顔で僕に向けてきた
「良、あなたも怒られたい?」
「いや、大丈夫です。よし奈緒行こうか。」
「あ、うん。行こうね」
奈緒はこの空気を感じてくれた
「良、置いていくなーーー!」
相馬がこちらへ走ってくるとすかさず亜美は相馬を止めた
「いて、」
相馬は僕らの目の前で亜美に捕まった。
「翔?逃げるの?大丈夫よ。あまり今日は怒らないから」
「ごめんなさいーーーー!」
僕らはすかさず自分の部屋を出た
一瞬にして亜美の怒り声がした
まあ一応近所には事情を説明したら、うるさくしてもいいと許可を得た
なんか一回懲らしめた方がいいと、、
僕らはまだ開いてたカフェに1時間ぐらい居座った
そこで奈緒には事情を説明した
そうして1時間が経ち、家に戻った。
「ただいま。」
「良、裏切り者ー」
そこには、足がプルプルで四つん這いしながらな相馬がいた
「うん、さっきの話し聞いていたの?翔?」
「聞いていましたすいません。」
「で、どうだった?相馬」
そうして相馬は僕に話してくれた
「まず説教され俺が謝りそして夏休みが、う、う。平日亜美の家に勉強を二人でやることで許してくれた。俺の大切な夏休みがーーー」
とういうことは相馬は夏休み無しというレベルだね
「翔もこれに懲り、勉強頑張るって言うからさすがにご褒美何がいいって聞いたのそしたら二つご褒美がいいって言ったの。」
欲張りだなっと内心そう思った
「相馬、それでご褒美は何にしなんだ」
「えっと休みの日は二人で出かけることと亜美が出したテストが全問正解だったらキスしてくれるってこと」
「さすがに無理でしょう」
「いや、以外にもOKだった」
「まぁそれぐらいなら。」
「亜美はそれでいいの?」
奈緒は亜美に聞いた
「別にそれぐらいなら許す」
「それに奈緒達だって誰もいないところでキスしているでしょうが」
「それに二人ともキスはいけて間接キスは無理なのにね。本当恥ずかしいという観点が違う」
「え、え、え、え、亜美見ていたの!?」
「うん、それに二人が一日一回は必ずキスをしていることも」
「かあああぁ。お前ストーカーなのか?」
「いや、違うたまたまよたまたまよ」
僕らは誰もいないのを確認してからキスをしているはずなのに、、、
『うう』
僕らは互いに目を合わして顔を赤く染めた
「まぁとりあえず良部屋貸してくれてありがとうね」
「ではみんなお開きにしようか。」
「じゃ、みんなまた夏休み明けね!」
そういって僕らはそれぞれ自分の家に帰った。
僕はこの二日間楽しかった
そして今日家に誰もいなくて正解だった
二学期も楽しみだなっと僕は思いながら夏休みを終えた。