感想ノート

 僕の小説、「青時雨」に目を通していただき、ありがとうございました。
 本作はベリーズ第2回短編小説コンテストにエントリーするため、書き下ろした作品です。

「不倫」という重い題材を与えられて、僕が導き出した答えが、この作品です。
 アンハッピーエンドのストーリーですが、その中にも主人公たちの一途な想いを感じ取ってくだされば、作者としてこれに過ぎる幸せはありません。
 
 どうか、お気軽にご意見などお寄せください。
 読み手の皆さんの率直な声が、書き手の最高の宝物ですから。

          ヤミネコ拝

  • ヤミネコ様
    今回のお話は、毎日の更新をハラハラしながら待ち、読ませていただきました。
    途中、読みながら胸がヒリヒリと痛んだりもしました💦(自分が不倫してるわけではないのに 笑)
    2人が選んだ結末を一般的にはアンハッピーエンドと言うのかもしれませんが、私にとってはハッピーエンドでした。
    最初に読み終わった時は「2人が別れるのではなくてよかった…」と。
    そして、結末を知ってからもう一度お話を最初から読んでみると、『那須』からはもう…涙、涙でした😢
    「あぁ、2人の愛は本物だった…」と。
    不倫というテーマでどのようなお話になるのか何も想像せずに、ただただ更新を待ちわびておりましたが、やはりとても心を揺さぶられる、素敵なお話でした。
    ヤミネコ様の描かれるお話はどれも心を揺さぶられるし、読み終えると幸福感があるんですよね😊
    これからの作品も楽しみにしています!

    紫由布 ―shiyu― 2022/06/05 16:45

     紫由布さん、いつも丁寧なご感想をありがとうございます。

     このお話を考えて、言葉に変えていく間、かなり悩みました。
     僕には「不倫」でハッピーエンドになる状況がイメージできなかったので、このようなエンディングを選択したのですが、ベリーズの読者の皆さんに対して、それは正しいことだったのか、と。
     書き手として当然、読み手の皆さんの「想い」に寄り添いたいと考えているのですが、今回示した僕のこのエンディングは、読み手の皆さんに寄り添ったものだったのか、と。

     そんな自問の中にいた僕に、紫由布さんの「私はハッピーエンドに感じました」というご感想、旱天の慈雨のように感じられました。
     本当に、ありがとうございます。

     そんな紫由布さんに、今回もこぼれ話をいたします。
     
     当初エンディングシーンには、二人がステンドグラス美術館で買い求めたオルゴールの音色を流すつもりでした。
     それでオルゴールのスタンダードナンバーを漁って、人にも訊いて、『アヴェ・マリア』にすることにしたのですが、調べてみると世には三大『アヴェ・マリア』というものがあって、シューベルト作、カッチーニ作、グノー(バッハ)作の3つがそうだ、と。
     興味を惹かれて、この3曲を聴き比べてみたのですが、そこで聴いたカッチーニの『アヴェ・マリア』が、このお話の作品世界にぴったりだったのです。
     雷に撃たれたように僕は反応して、急遽ストーリーを修整し、那須の別荘で二人が、この曲に耳を傾けるシーンを作りました。
     いわばこの、カッチーニの『アヴェ・マリア』は、「青時雨」というお話のテーマ曲です。
     ぜひ一度、主人公たちのようにこの曲に耳を傾け、それからこのお話を読み返してみてください。
     よりお話の世界を、深く感じることができると思います。

     ちなみに、初掲載作品の「虹色TAKE OFF!!〜エリートパイロットは幼馴染み〜」にもテーマ曲があって、こちらは『蜜月アンドゥトロワ』という曲です。  
     多くの方がカバーしている素敵な曲ですが、僕は「くろくも」さんがカバーされたバージョンに、特にインスピレーションを受けました。
     こちらも是非、聴いてみてくださいね。

     長話になってしまいました。
     これからも頑張って書いてまいりますので、どうか宜しくお願いします。

           ヤミネコ拝

    作者からの返信 2022/06/09 05:58

  • ヤミネコ様

    おはようございます。
    夜遅く更新されていたのですね。お疲れ様でした。
    今朝見た時、もしかしたら最後は…と思うと…二人は最後をそう選んだ…
    悲しくもあり永遠の愛を貫いたかと私は感じました。
    私の知り合いも、不倫の逃避行をして貫き通して
    おじさんが亡くなられ実は、、、とおばちゃんから聞いたとき、すごいなぁと。あの時は無我夢中だった~。今思うと何でなんだろう(笑)って。

    昨日は、更新をされたとき、ふと、ヤミネコさんを思いました。
    私は文章を書くのが苦手です。
    そしてこんな流れるように、人物描写を書いておられ
    読み手を引き込むのが上手だなぁ…
    昔、、起承転結で、書くんだよと担任に言われたのを思いだし、また
    マヤ暦の勉強してても起承転結で日々動いてもしかしたら今日辺り完結なのかなぁ…なんておもっていたんですよ。
    だからこその昨日更新をされたと今朝納得です☺️。

    息子のことも気にかけてくれてありがとうございます。日々頑張って過ごしております。週末のお出かけで横須賀市内を数時間出られるのが楽しみなようです。
    制服姿の訓練生に、出会えるかもです。

    梅雨の走りもあり、暑さも出てきております。
    ヤミネコさんも日々の体調に気をつけてお健やかにお過ごしください。
    次回作品も楽しみにしてます。

    けんこま


    けんこま 2022/06/01 04:33

     けんこまさんへ

     いつも暖かいお便りをありがとうございます。けんこまさんたち、読み手の皆さんのお力で、このお話も完結に導くことができました。
     ありがとうございます。

     僕はけんこまさんが、文章が苦手だなんて思っていませんよ。こんなに優しいお手紙をしたためられるあなたが、文章が下手な訳がありません。
     きっとけんこまさんの場合は、想いが溢れ過ぎて言葉にうまく収まらないのだと思います。
     そんな時は、「引き算しながら書く」ようにすると、綺麗にまとまるかもしれませんよ。

     今回のお話は、かなり悩みました。 
     世の中には、不倫で苦しんだり、大切なものを失ったり奪われたりした経験を持つ方も大勢いて、そんな方々の想いを考えると、とてもライトなストーリーが思いつかなかったのです。

     その結果、僕は無理心中という最悪の選択をラストに選びました。   
     自らの罪に怯えながら、それでもお互いを愛さずにはいられない二人の姿を描きたかったのです。
     そのため、重めで悲しい結末となってしまいましたが、優しい雨にうたれて、静かに森に還っていく二人の姿に、読み手の方々が少しでも心を揺り動かされれば、僕も報われた思いになれます。

     けんこまさんは、僕のメッセージをしっかり受け取ってくださったようで、とても嬉しく思います。
     これからも頑張って書いていきますので、どうか宜しくお願いします。

     ご子息ともども、けんこまさんのご健勝をお祈りしています。


              ヤミネコ拝

    作者からの返信 2022/06/01 23:41

  • ヤミネコ様
    新しいお話の「悲恋」と「不倫」という作品キーワードを見て今からハラハラしていますが(苦笑)どういった展開でどんな結末になるのか、更新を楽しみにしております!

    紫由布 ―shiyu― 2022/05/05 16:06

     紫由布さん。早速のお便り、ありがとうございます。

    「不倫」のキーワードで分かるように、このお話は第二回短編小説コンテストにエントリーする予定で、書き始めています。
     
    「不倫」は、倫理にもとる行為で、否定的に評価されますが、それでも「道ならぬ恋」を題材にした作品は、数多く著されています。
     もしかしたら「不倫の愛」には、人の想いの根幹に共鳴する部分があるのかも知れない。
     そんな思いから、このお話を書き始めました。 

     前作の反省点も踏まえ、時間にはゆとりを持って、お話の展開もゆっくり積み上げていけるように、場面を絞って書いていくつもりです。

     頑張って素敵な作品に仕上げますので、これからもよろしくお願いします。
     

    作者からの返信 2022/05/05 17:35

  • ヤミネコ様

    新作、今度は海ですね。
    どんなお話しか楽しみです。
    このGWは、良き天気恵まれており、私は
    春と夏の空気感の、この時期好きです。
    前作では息子の事も触れてくれてありがとうございます。元気に訓練励んでおります。

    けんこま 2022/05/05 15:17

     けんこまさん。早速のお便り、ありがとうございます。
     ご子息も隊務に励んでいらっしゃるご様子、とても嬉しく思います。教えていただき、ありがとうございました。

     このお話は、第二回短編小説コンテストにエントリーするつもりで起筆しました。
     前作の反省点も踏まえ、余裕を持って書き上げるために早めに書き起こしています。

     テーマの「不倫」は、反倫理的で背徳の行為とされていますが、それでも道ならぬ恋に身をやつす方が跡を絶たないのは、なぜなのか。
     僕なりに思量した結果を言葉に映して、お話を紡いでいる最中です。

     このお話がけんこまさんの心に届くよう、頑張って書いていきますので、どうかよろしくお願いします。

     重ねて、ご子息のご健康、ご活躍をお祈りしています




    作者からの返信 2022/05/05 17:23

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