そして、あともうちょいでクラス完全シカトになるギリ、 あの未月…ちゃんが話しかけてきた。 「この状況助かりたい?」 「私。あんたみたいに孤立して、悩んでないの初めて。」 『は?何、今頃。』 「助かりたい?って聞いてんの。」 『…できるならね。』 聞き取れるか、聞き取れないかぐらいの声で彼女はつぶやいた。 「あんたも迷ってみる?」 *