黒い龍は小さな華を溺愛する。



え、指って!?

どういうこと!?


思わず口を押えてしまう。


その男は喋り終わる前に、常盤くんに殴り飛ばされていた。


速すぎて見えなかった。


気付いた時には殴られた男が地面に倒れ込んでいて、常盤くんがその倒れた男のところへ近づいていく。


「指折られるよりマシだろ?」


そして今度はお腹を勢いよく蹴っていた。


顔は見えないけど、すごい怒ってる感じがする……。


周りの人たちは見ているだけで助けようともしない。


なんで!?


私は怖くなり手が震えだした。


「なぁ、お前常盤の女なのか?」


突然耳元で話しかけられびっくりすると、秋元ってやつが私のすぐ側にきていた。


この人は仲間が殴られてるって言うのに平然な顔で笑っている。


「ち、違います!」


「だろうな?まぁあいつは特定の女つくんねぇたちだからな」


今まで彼女がいなかったってこと?


「日替わりで色んな女がくっついてたからなぁ」


「え!?日替わり!?」