「私はなんで恋愛が上手くいかないの?」
これが私の心の言葉。



ピピピッ、ピピピッ
「もう朝かぁ……」
私は意識がもうろうな中、スマホのアラームを止めた。
七時。また二度寝をしてしまった……
私は体を起こし、体操服を着て上から制服を着た。私の学校、海瀬中学校は更衣室がないので体操服の上から制服を着る。
「梢〜!食パン食べなー」
「はーい」
私は髪を整えながら、食パンをかじった。
いつも通りの味。いつも通りの朝。
時計を見ると、七時二十九分。
「やば、時間だ」
私は急いで鞄を持ち、玄関に向かった。
「行ってきまーす」
「梢!傘持った?」
「持った!」
私は家を急いで出た。
「ママったら、いちいちうるさいなぁ。」
まぁ、いつも洗濯やご飯などママにやってもらってるから、文句は言えないけどね…