「だってバカだろー 」

「たしかに頭は悪いかもしれないけど、先輩ほどアホじゃないですー」

「あ?お前今俺にアホって言ったか?」

うっ、やってしまった、、

「えぇと、そ、それはァ、あははは」

ゆっくり先輩の方を見ると

ギロっと鋭い目がこちらを見ていて

暖かいココアを持っていたはずの手が一気に冷えきった

「す、すみませんでした!!」

バッと勢いよく頭を下げて謝る

「犬はご主人様に変なこと言わないぞ 」

「なっ私は犬じゃないですって」

「俺が犬って言ってんだから犬だ」

「そ、そんなぁ、」

「ほらご主人様に着いてこい犬」

「はぁい」


俺様な先輩に振り回される

でも、それが幸せ

そんなことを考えてると


「なぁ、ゆう」


と横から名前を呼ばれた