私が、この世界に残したいもの。


「ゆう〜」

放課後になり教室に迎えにきてくれた桜崎先輩


「せんぱいっ!みなみちゃん!また来週ね!」


「うん!バイバーイ」

教室の入口で待っている先輩のところに急いだ


「よっ」

「お迎えご苦労さまですっ」

「お前は何様だよ」

と頭をクシャクシャ撫でられた

こんな時間が嬉しくて仕方ない

「なんかゆう犬みたい」

「い、いぬ?!」

まさかの動物…

「な、なんでですか?!」

「んー呼んだらすぐ駆け寄ってくるとこと
なんか物欲しそうにして俺の事見てくるとこ」

犬かぁ
先輩にとって人間になれるように頑張ろう