「ゆう、、」


先輩が何に怯えていて苦しんでいるのかわからなかった

けど、前にも見たことがあった

先輩の家にお邪魔したとき

あの時と同じ顔をしていた


「私のせいで迷惑かけてごめんなさい」


「いや、ゆうのせいじゃない、」


「でも、」


「ほんとに、、怖かった、」


先輩が私の手をギュと強く握る

その時私の胸がキューと苦しくなった

そして分かったんだ

私は先輩が好きなんだって

桜崎先輩のことが好き