とめどなく零れて行く涙と一緒に色んな感情が溢れ出してきた。
こんな子どもみたいに泣きじゃくるなんて恥ずかしい。でも――。
私はお兄ちゃんじゃなきゃ、だめだ。
余計な感情が溶け落ちて、そして唯一残ったのは、ただ純粋で、そして長い間抱いて成長させてきた想いだった。
ぎゅうと厚い胸板に顔を押し付けて、その想いをお兄ちゃんの心に届けるため、私は口を開いた――。
「好きだ」
けど、代わりに口にしたのは、お兄ちゃんだった。
空耳かと思った。
「好きだよ。梨央」
でも、お兄ちゃんは今度はもっとはっきりとした声で告げた。
そして私の身体を、きつくきつく抱き締めた。
こんな子どもみたいに泣きじゃくるなんて恥ずかしい。でも――。
私はお兄ちゃんじゃなきゃ、だめだ。
余計な感情が溶け落ちて、そして唯一残ったのは、ただ純粋で、そして長い間抱いて成長させてきた想いだった。
ぎゅうと厚い胸板に顔を押し付けて、その想いをお兄ちゃんの心に届けるため、私は口を開いた――。
「好きだ」
けど、代わりに口にしたのは、お兄ちゃんだった。
空耳かと思った。
「好きだよ。梨央」
でも、お兄ちゃんは今度はもっとはっきりとした声で告げた。
そして私の身体を、きつくきつく抱き締めた。



