「そう? 挙動不審だったのは、その女性に声をかけようかどうしようか迷っていたんだね。そう気がついて、すごい和んだ。万引き犯を見つけたとなれば、場合によっては殺伐とした空気になることが多いから、こっちも気が張ってるしね」
「はあ……」
そうやって手伝いを申し出ても、みんながみんな受けてくれるわけじゃない。反対に怒られたりすることもあるから、確かに声をかける時は勇気がいる。それを、見られてたんだ。
「それから、あのスーパーに君がいるとついつい目で追うようになった。時々人を手伝ったり、散らかってしまった商品を丁寧に整えたり……いい子だな、って思ってた。だから、初めて会話した時は、自分でも笑っちゃうくらい嬉しかった」
「しらすの時ですね」
自分のコーヒーカップを見ながらつぶやく。
あの時は、私も嬉しくて浮かれて帰ったな。なんだか、もうずっと昔の事みたいだ。
「そう。レジの女の子を助けた時も、君の足、ずっと震えてた。それでも誰かを助けることができる君は、すごい子だな、と思った。だから、好きになった」
顔をあげると、相良さんが真剣な目で私を見つめていた。
「はあ……」
そうやって手伝いを申し出ても、みんながみんな受けてくれるわけじゃない。反対に怒られたりすることもあるから、確かに声をかける時は勇気がいる。それを、見られてたんだ。
「それから、あのスーパーに君がいるとついつい目で追うようになった。時々人を手伝ったり、散らかってしまった商品を丁寧に整えたり……いい子だな、って思ってた。だから、初めて会話した時は、自分でも笑っちゃうくらい嬉しかった」
「しらすの時ですね」
自分のコーヒーカップを見ながらつぶやく。
あの時は、私も嬉しくて浮かれて帰ったな。なんだか、もうずっと昔の事みたいだ。
「そう。レジの女の子を助けた時も、君の足、ずっと震えてた。それでも誰かを助けることができる君は、すごい子だな、と思った。だから、好きになった」
顔をあげると、相良さんが真剣な目で私を見つめていた。



