「じゃあ……行ってくるね」


とうとう、別れの時が来た。


「あぁ。あっちについたら、連絡くれ。心配だ」

「ふふっ、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。れーくんは心配性だね?」


今はnobleのアジトにいる。お父さんたちの前では、さすがに話せないから……っ。


「由姫だからだ。ほかの奴らはこんなに心配しない」

「そ、そうなの……っ?」


なんか恥ずかしいな……っ嬉しいけど。


「会いに来るからね……つほかの女の子と、浮気……しないでね?」


れーくんはすごくかっこいいから、心配……。


「大丈夫だ。俺には由姫しかいない」

「そ、そっか……!私も浮気、しないから安心してね?」

「由姫はそんなことする奴じゃないってわかってるから。安心しろ」


信頼されてるなあ……嬉しいっ……。


「しばらくばいばいだけど……また、会おうね」

「俺から会いにいく。週一でくるから」

「えぇ!?さすがに多すぎるよ……!お互い忙しいだろうし、せめて二ヶ月に一回にしよう……?」


交通費もばかにならないよ!