<犬飼グループ本社ビル>

「社長、美鈴様をいじめていた者、それにかかわった者たちです」

そういうと、一枚の紙が渡された。

そこにはリストにされて複数の名前が載っていた。

「今すぐこやつらの親どもをここに呼び出せ」

「かしこまりました」

「大事な娘をいじめるのですから、きっちり『ルール』というものを教えて差し上げなくてはいけませんわね、来斗」

「そうだな、徹底的にやろう、明、香。とびきりのおもてなしをして差し上げなさい。二人なりの、な」

「「はい。そうさせていただきます」」


「おもしろくなりそうだね」

「えぇ」

二人は不敵な笑みを浮かべていた。