「さぁさぁ!ここに来て!!」

そこにはたくさんの服があった。

「美鈴ちゃんはどれがいいかしら!これなんかは最新のやつでオススメよ」

「え、えーと・・・」

「ここの衣装ね、全部私がデザインしたものなの。零夜がお嫁さん連れてきたら着てもらおうって思って!!」

そこにはたくさんの衣装があった。

かわいい服からカッコいい服、ドレスや着物、パーティドレスなどもあった。

「ウエディングドレスまであるんですね!!!!」

「えぇ、最近ウエディングドレスのデザインなどもやっているのよ。かわいい系からかっこいい、綺麗系まで、
幅広い種類のウエディングドレスをデザインしたのよ。色も白だけにとらわれず、赤、オレンジ、黄色、黒、ブラウン、他が着ないようなドレスカラーにも挑戦しているのよ」


たしかにお義母様の言う通り、豊富なカラーだ。
一色ではなく綺麗に二色使われているものもあり、素敵だった。

「美鈴ちゃんが零夜と結婚式やるときはぜひデザインさせてね!!!」

「はい、ぜひご迷惑でなければお願いしたいです!!」

「迷惑なんて思わないわ!むしろ私は嬉しいわ、自分の娘になる美鈴ちゃんの着るドレスをデザインできるんだもの、
幸せよ!!こちらがお礼を言いたいくらいだわ、こちらこそ、ありがとうね美鈴ちゃん。私ね、零夜との対が美鈴ちゃんで
ほっとしているの」

「え??」

「来斗と嫌な感じの子だったらどうしようと言っていたの。けど、来た子はこんなかわいらしい子で
お人形さんみたいにかわいくて!!もうこんなかわいい子なら私のデザインした服着てもらいたいって思って!!」

お義母様、そんなことを思ってくださってたなんて・・


「さ、さっそく色々着て美鈴ちゃんの可愛さを見せてちょうだい!!
今後のデザインの参考にもしたいから!!」

「はい!!」


そこから代わる代わる色々な衣装を試着させてもらった。

こんなんでほんとに今後のデザインの参考になったのだろうか???

そう思う美鈴だった。