「待たせたね、零夜くん、美鈴さん」
しばらく待っていたら一人の男の人が入ってきた。
「申し遅れました、私がこの家の主、切谷総二郎です。よろしく、美鈴さん」
「は、はじめまして!月下美鈴です」
「では、さっそくだが美鈴さんの特殊能力を見るよ!」
「頼む」
「じゃあ、美鈴さん、手を出してくれるかい?」
「あ、はい・・」
「じゃあ、この水晶の上に手をのせて」
「はい」
「この水晶に何かを流すイメージをしてみて」
「何かを・・流す?」
「そう、イメージしにくいか!じゃあ水を流すイメージ!!」
「水を・・・流す」
「お!そうそう!その調子!」
そう総二郎さんが言うと透明だった水晶はだんだん黒々しくなっていく。
「黒????」
「黒か・・」
「まぁ!!」
そこにいた私以外がみんな水晶の色を見て驚いていた。
「あの・・・黒って、何かやばいんですか??」
「うーん、やばくはないんだけど、どちらかというと・・」
「美鈴!!お前すごいな!!!!」
「ふぇ???」
「説明するね、水晶が黒々と染まったのは特殊能力の『無効』の力の色なんだ。
『無効』は名前の通りすべてのものを無効、つまり拒絶する力なんだ。
これはヴァンパイアには使えない特殊能力で、元人間にしか扱えない力なんだ。
元々人間からヴァンパイアになる人が少ないからこの力も結構レアだとされてるんだ。
この力はいつでもどこでも発動でき、「無効」と叫べばどんなものでも跳ね返す力だよ。
人に使った場合はしばらく使われた人間は使った人に近づけなくなる」
「自分を守る特殊能力?」
「そうなるね」
「すごい!!!」
「あとね、美鈴さん、美鈴さんにはもう一つ特殊能力があったよ」
「もう一つ?」
「あぁ、もう一つの特殊能力は零夜と同じ『攻撃』だよ」
「『攻撃』て確か・・」
「相手を攻撃する。そのままの意味の特殊能力だ」
「零夜くんから血をもらってるって聞いたから零夜くんの特殊能力のどちらかは絶対あると思ってたけど」
「まさか美鈴の特殊能力が防御と攻撃の二つになるとはな」
「すごいじゃない!」
「綾女、なんか楽しんでないかい??」
「あたりまえじゃない!こんなかわいい子が防御と攻撃の二つをできるのよ??
すごいじゃない!同じ女として尊敬するわ!!!」
「あ、ありがとうございます。自分でもまだ実感できません」
「よし、じゃあ訓練場に移動しよう、美鈴さん、実際特殊能力を使う練習をしよう。
日常でもいざという時に使えるように」
「はい!!」
そこから特殊能力を使う訓練をした。
別に何かを使うわけじゃないけど、精神すり切れた。
練習した後、寮の門限すぎてたのに気づき、急いで帰った。
しばらく待っていたら一人の男の人が入ってきた。
「申し遅れました、私がこの家の主、切谷総二郎です。よろしく、美鈴さん」
「は、はじめまして!月下美鈴です」
「では、さっそくだが美鈴さんの特殊能力を見るよ!」
「頼む」
「じゃあ、美鈴さん、手を出してくれるかい?」
「あ、はい・・」
「じゃあ、この水晶の上に手をのせて」
「はい」
「この水晶に何かを流すイメージをしてみて」
「何かを・・流す?」
「そう、イメージしにくいか!じゃあ水を流すイメージ!!」
「水を・・・流す」
「お!そうそう!その調子!」
そう総二郎さんが言うと透明だった水晶はだんだん黒々しくなっていく。
「黒????」
「黒か・・」
「まぁ!!」
そこにいた私以外がみんな水晶の色を見て驚いていた。
「あの・・・黒って、何かやばいんですか??」
「うーん、やばくはないんだけど、どちらかというと・・」
「美鈴!!お前すごいな!!!!」
「ふぇ???」
「説明するね、水晶が黒々と染まったのは特殊能力の『無効』の力の色なんだ。
『無効』は名前の通りすべてのものを無効、つまり拒絶する力なんだ。
これはヴァンパイアには使えない特殊能力で、元人間にしか扱えない力なんだ。
元々人間からヴァンパイアになる人が少ないからこの力も結構レアだとされてるんだ。
この力はいつでもどこでも発動でき、「無効」と叫べばどんなものでも跳ね返す力だよ。
人に使った場合はしばらく使われた人間は使った人に近づけなくなる」
「自分を守る特殊能力?」
「そうなるね」
「すごい!!!」
「あとね、美鈴さん、美鈴さんにはもう一つ特殊能力があったよ」
「もう一つ?」
「あぁ、もう一つの特殊能力は零夜と同じ『攻撃』だよ」
「『攻撃』て確か・・」
「相手を攻撃する。そのままの意味の特殊能力だ」
「零夜くんから血をもらってるって聞いたから零夜くんの特殊能力のどちらかは絶対あると思ってたけど」
「まさか美鈴の特殊能力が防御と攻撃の二つになるとはな」
「すごいじゃない!」
「綾女、なんか楽しんでないかい??」
「あたりまえじゃない!こんなかわいい子が防御と攻撃の二つをできるのよ??
すごいじゃない!同じ女として尊敬するわ!!!」
「あ、ありがとうございます。自分でもまだ実感できません」
「よし、じゃあ訓練場に移動しよう、美鈴さん、実際特殊能力を使う練習をしよう。
日常でもいざという時に使えるように」
「はい!!」
そこから特殊能力を使う訓練をした。
別に何かを使うわけじゃないけど、精神すり切れた。
練習した後、寮の門限すぎてたのに気づき、急いで帰った。



