特待生の存在は初めて知った。
これも対への学園側の配慮なんだなぁ。
私たちは学園で対になったけど、対が離れてるとそうはいかないものね。

だから、対相手が入学するまでの間、片方の対を保護するんだな・・。
すごいな。

「じゃ、俺は寮に戻るよ。この体は返すよ。じゃあな」

そう言って先生が目を覚ました。

「あれ・・・??どうしてここn・・ん??犬飼くん、月下さん、どうしてここに??」

「ちょっとこちら方面に用事があって、そしたら先生がここで倒れていたので、起きるまでここにいたんです」

零夜のとっさのウソが完璧だったので、墓穴掘らないように黙っていた。


「そうだったんですか、すみません、では職員室に戻ります。ありがとうございました」

先生が部屋から出て行った。


私たちも戻った。





そのあとは何事もなく授業を受けた。