いよいよ零夜の番。

「零夜、がんばl「零夜様~!!!ファイトですわ!!!」

「零夜様、今日もカッコいいです!!」

「零夜様がんばってくださ~い!!」

ファンクラブの人たちが生徒席に立って応援している。

これじゃあほかの生徒が見えないじゃない。
生徒席は立ち見禁止なのに。
零夜の言っていた度が過ぎるってのはこういうことかと少し納得してしまった。

「邪魔よね、あの人たち」

「あ、夏鈴ちゃん」

「零夜くんいるとこに湧き出てくるらしいよ」

「湧き出てくるって」

「気をつけた方がいいよ、あの人たち、対相手にも容赦ないと思うから。零夜くんのためなら対も滅ぼしそうな感じするから」

「うん、厄介そうだもんね。きをつけるよ、ありがとう!!」

「うん。あ、零夜くん走るよ!こっちなら見えるよ!!」

「ほんとだ!ありがとう!」

零夜の走る姿はほんとにかっこよくて素敵だった。

零夜の速さはずば抜けて速かったため、ほんと一瞬のような感じだった。