<社長室>

「あいつ、日本から追い出したわよ、あいつの父親、犬飼グループの傘下の社員だったのよ
このあいだ海外から戻ってきたばかりのようで、娘のことを言ったら真っ青な顔して社長に海外左遷を直々に申し出て
娘にすぐ渡してほしいと私に手紙を渡してきたから、娘に届けてきたわ」

「よくやった。これで二人を学園に戻しても大丈夫そうだね」

「えぇ!!」

二人は嬉しそうに零夜にもう大丈夫のメールを送った。

「俺たちなんか、ヒーローになった気分だな!」

「えぇ、息子と大事な娘を守るヒーローよ!私たち」

「あぁ!!二人のためならいつでもヒーローに変身してやるさ!!」
「えぇ!!!!」

二人はとてもうれしそうだった。