「はぁはぁはぁ…」 「疲れましたね…」 「おれおなかすいたーー」 「これ着とけ」 庵くんが着ていたパーカーを脱いであたしにかけた。 タンクトップ一枚の庵くん。 「えー、暑いよ」 「だめ」 「あ、ほんとだ、芽緒すけてる」 「え!嘘…」 ほんとだ…。 「すみません、お借りします…」