「手、貸して」

「???」

あたしは手を出した。


ジャラ。


「これ…」

「お守り…?みたいなもん(笑)別に深い意味はねーよ、頑張ろうなって」

あたしの手につけてくれたのは悠生さんがいつもつけてるブレスレット。

「お?」

珍しく庵さんが食いついた。

「早くリハ行くぞ!」

悠生さんは行ってしまった。

「ありがとうございます!」

嬉しい…。