「話ってなんですか?」

「いや、顔見たくなっただけ」

「え…」

「なんだよ」

「可愛いとこあるんですね」

「うるせー」

「あ、そうだ。夏にライブあるんですけど、悠生さんのバンド出てくれませんか!!」

「え?逆に俺らでいいの(笑)」

「お願いします!」

あたしは頭を下げた。

「ちょ、やめろよこんなとこで。事務所に確認しとくわ」

「ありがとうございますっ」