「へぇーそんな風に俺の指見てたんだ(笑)」 近付いてくる悠生さんの顔。 ぶつかる… 目をぎゅっと閉じたその時。 ガチャ。 「悠生~、始めるよ」 翼さんが入ってきた。 「おー、今行く」 悠生さんは何事も無かったかのようにギターをしまう。 「あともうちょっとでキスできたのに(笑)」 「……ッ////」 「またな、芽緒」 ドキドキドキドキ… バクバクバクバク… 心音がうるさい。 なにこれなにこれ。