スタジオに来た。

「よっ」

「…びっくりした……」

悠生さんが後ろから顔を出した。

「早かったんですね」

「まぁね」

少しの沈黙…。

心臓の音が聞こえちゃいそう。

「わっ…」

悠生さんはいきなりあたしに抱き着いた。

悠生さんの匂いに包まれる。

…と思ったら離れた。

ん…?

首に違和感…。