もう一度、君に会えたなら…。

と、賜衣乃くんに腕をつかまれた。


「俺も加野のこと好きなんだけど。」


「えっ…。うそ…。」


賜衣乃くんが私をす、き、?


そんなこと、あるわけない…。


突然のことに頭が追いつかないでいると、


「ほんとだよ。俺こそ加野が俺のこと好きってことにめっちゃ驚いてるんだけど。」


まさかの出来事に頭が追いつかない…。


でも、信じていいん、だよね…?


「あのさ、加野。告白は先越されちゃったけど、俺と付き合ってください。」


「よ、よろしくおねがいします!」


すると、突然拍手がおこった。


周りをみると、みんなが私たちに注目していた。


みんなの前なのをすっかり忘れていた。


私の顔はみるみる真っ赤になっていく。


賜衣乃くんもいま気づいたみたいで、赤くなった顔を少し手で隠していた。


「おめでとー!」


「お幸せにー!」


みんなが口々にそう言ってくれ、恥ずかしかったけど、なんだかとてもうれしかった。


賜衣乃くんは私をみて、微笑んだ。


そして、


「絶対に幸せにするから。」



耳元でそう言ってくれた。


それで、私の顔はもっと真っ赤になったけど、とってもうれしかった。


きっと、私は世界で一番の幸せ者だ。



               〜Fin〜