もう一度、君に会えたなら…。

ーーそれから三年が経ち…ーー



私は大学生になった。


入学式の日、私はある人の後ろ姿を見つけた。


後ろ姿だけで、もう誰か分かってしまい、


「賜衣乃くん!」


私は気づいたら走りだし、声をかけていた。


そして、彼が振り返った。


「か、の…?」


賜衣乃くんは不思議そうにそう言ってきた。


「うん!そーだよ!同じ大学だったんだね。」


「そーだな。驚いたよ。しかも、加野から話しかけてくれるなんて。」


「賜衣乃くんにずっと言いたかったことがあって。聞いてくれる?」


「いいけど…。」


賜衣乃くんは不思議そうだけど、私はずっと心にあった気持ちを言うことにした。


「あのね、私、賜衣乃くんのことが好きです!」


「え、」


賜衣乃くんは目を大きく見開いていた。



「あのね、伝えたかっただけだから!だから、別に付き合ってとかじゃないから!」


恥ずかしくなって、そう言ってその場を立ち去ろうとした時、


「待って!」