浅葱の姫。

「今日ですか?」

「ええ。

今日は何があっても

外に出てはなりませんよ。」

ある日、

沖田様にそう言われた。

女の私には

教えて下さらないのだろうか。

ううん。

沖田様にとって

それが最善と考えたから。

だから深く考えてはいけない。

「分かりました。」