浅葱の姫。

彼女の表情を見た時、

私はやっと気づいた。

沖田様の事が好きなのだと。

ならば私と彼女は

敵対的であるということだ。

突然友人として

女が出てくれば

それは嫌かもしれない。

私だって彼女に嫉妬した。

「早く答えなさいよ·····!」

怒られてしまった。

そういえば久しぶりに

怒鳴られたかもしれない。