浅葱の姫。

「なぜ女がここにいる。」

「私が招待致しました。」

殿方はため息をつかれた。

「名は?」

お名前·····。

私の名前は…。

(「あさ」

綺麗な空の色、

浅葱色から名前をとったの。)

「あさと申します。」

「女にしては珍しい名前だな。」

「よく言われます。」

少し怖い殿方だ。