浅葱の姫。

「すみません。

ただいま参ります。」

「お着物着れないのでしょう?」

きっと沖田様がお話になられたんだ。

「総司は仕事に行かれたので

やむを得ず私に話してくれました。

私がお着替えのお手伝いをしても

よろしいですか?」

斎藤様は信用できるお方。

沖田様は託してくださったんだ。

何も出来ない私の事を。

「お願いしても宜しいですか?」

「もちろん。

失礼しますね。」