浅葱の姫。

私は感心した。

殿方なのに

こんなに知っているなんて。

「姉がいるので

子供の頃は

遊びで着たりしていました。」

少し困り顔で仰った。

「凄いです。」

私は褒めた。

「·····言いたくないことは

言わなくて結構です。

ですが困った時、

助けを求めてもいいんですよ。」