浅葱の姫。

私は少し笑って

感謝した。

「ありがとうございます。」

「ではゆきましょう。」

沖田様はそう言って

端の席に座られた。

私の隣は沖田様。

騒がしいのになんだか少し

安心した。

沖田様がご飯を取りに行った時、

殿方が近寄ってきた。

「お前が明日から女中の女か。」

「今日は俺らの相手を

してもらおーじゃねーの。」

そう言って腕を掴まれそうになった。