浅葱の姫。

━━━ドクン━━━

「い、家はありま·····せん。」

「貴方のような

若い娘がお1人ですか?」

こんな嘘は

見抜かれてしまうだろうか。

「·····」

「·····とりあえず

私の職場へ案内しましょう。」

━ざっ━ざっ━

━トコ━トコ━トコ━

「はぁはぁ」

殿方はみんな

こんなに足がお早いのだろうか。