浅葱の姫。

なんて騒がしい夕餉だろう。

私が呆気に取られていると

沖田様は笑った。

「騒がしいでしょう?

いつもこうなので

頑張って慣れてくださいね。」

なれる気がしない·····。

何より私は人が苦手だ。

こんな大所帯平気なわけが無い。

「ただし危険なので

特等席を差し上げます。」

特等席?

「どこですか?」