浅葱の姫。

隣のお部屋の襖が開き、

1人の殿方がお顔を出した。

お名前は·····。

「斎藤です。」

長髪で下の方で

結んでいらっしゃるから

遠くから見ると

女の方のよう。

沖田様は髪を上で

縛ってらっしゃるから

男前という言葉が

似合うかもしれない。

「斎藤様。どうかなさいましたか?」