浅葱の姫。

絶対に負けるもんかと

思いながら全力で

戦った。

だが負けた。

俺は12歳の子供に

負けたんだ。

「やはり·····弱い。」

総司にそんなことを言われた。

「あんたは守りたいものないのか?」

そんな質問をされた。

守りたいもの·····。

「俺はそんな大層なこと

考えたことないね。」